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青少年教育活動での実践編

青少年教育活動にかかわる著作権・肖像権・個人情報保護

様々なスポーツ活動や音楽活動、文化活動など、各地で青少年教育活動がさかんに行われています。青少年教育活動は総合的な学びの場であり、子どもたちが心身ともに大きく成長する機会となり、そして何より仲間たちと楽しい時間を過ごすことができます。これからも青少年教育活動が積極的に行われることを願います。


しかし、ここ数年、青少年教育活動を行う上で避けて通れない問題が表面化してきました。それは、インターネットの普及や個人情報保護法の制定に端を発した、著作権、肖像権、個人情報保護などの諸権利問題です。従来通りのやり方では、トラブルを避けられなくなってきています。それは、現場の指導者の方が、一番感じていることでしょう。

青少年教育活動の指導者の多くは、企業勤めや自営業の方、或いは学校の先生が兼ねていることが多いでしょう。企業においては企業の利益に損害に直結してしまうため、著作権、肖像権、個人情報保護などの防衛策を講じていることでしょう。自営業の方も同様です。また、学校では著作権法第35条の特例があり、教育目的での著作物の利用などで保護されるケースが多くなっています。


それに対し、青少年教育活動では、あまり積極的に防衛策を行っていないのが実情です。或いは学校の先生が指導者を兼ねている場合では、学校と同じように特例があるのと勘違いされていて、学校でのやり方をそのまま行っている場合も多いようです。例えば、学校の音楽の授業では楽譜のコピーを生徒に配布しても問題ありませんが、音楽サークルの活動では著作権侵害になります。


また、もう一つ大きな出来事として、インターネットや携帯電話などの普及や社会の変化があります。例えば、スポーツ活動の試合や音楽活動の発表会などでは、保護者の方も子どもの晴れ舞台を写真撮影しています。以前であれば、何枚か焼き増しした写真を仲間うちで配布していた程度だったでしょう。


ところが今ではインターネットなどを介して、不特定多数の人に子どもの写真が渡ってしまう危険性があります。或いは、連絡網の配布は、以前であれば当たり前に行われてきましたが、今では個人情報保護法に抵触しないとしても、全く問題ないとは言えない状況になってきております。


このように、著作権、肖像権、個人情報保護などの諸権利問題は、無視することのできない問題となりました。今後もその傾向は増していくことでしょう。これらの諸権利は、決して権利を振りかざすために必要なのではなく、皆さんがトラブルが起きて嫌な思いをすることなく、楽しく有意義な活動を行うために必要な知識となってきます。指導者の方たちにはまずはこのような諸権利問題があることを意識して日々の活動を行って頂くことが大切です。もちろん、多少の知識と対応策を身に付けるに越したことはありませんが、「これは問題ないだろうか?」と疑問に持つ意識があれば、その都度専門家の方に聞いて頂ければ良いでしょう。

ここでは、諸権利を体系的に学ぶための知識を覚えるためのものではなく、具体的に青少年教育活動の現場で生じる場面を想定して、Q&Aを作成しました。アンサーでは、法律の条文も交えながら解説を行っています。


法律で照らし合わせても必ずしも白黒ハッキリすることばかりではありませんが、解決の糸口となるのではないでしょうか。このQ&Aを活用して頂き、皆さんが楽しく青少年活動を行うことを願います。

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